2020年5月1日よりLINEの新サービス「LINEポイントクラブ」がスタートしています。
「LINEポイントクラブ」スタートに合わせ『Visa×LINEPayカード』の新機能【チャージ&ペイ】も開始。
これによりLINEPay(ラインペイ)の使い方や還元率など様々な面で変更点が見受けられます。
ポイントは3つ。
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- LINEPay残高での決済は全て還元率0%
- 『Visa×LINEPayカード』の【チャージ&ペイ】による還元率は1〜3%
- 『Visa×LINEPayカード』カードショッピングの還元率は初年度に限り3%
他にも様々な面で大きく様変わりしたLINEPay。
この記事では2020年5月1日以降の『Visa×LINEPayカード』とLINEPayについて解説していきます。
『Visa×LINEPayカード』とLINEPay残高決済について
まずは2020年4月より発行されている『Visa×LINEPayカード』とLINEPay残高について解説していきます。
LINEPay残高決済は全て0%還元に
画像は決済方法ごとの還元率を表したものになります。
赤枠部分がLINEPay残高を利用した決済ですが、全て還元率は0%となっています。
『Visa×LINEPayカード』の新機能【チャージ&ペイ】を利用した決済では還元率は1〜3%。
『Visa×LINEPayカード』をカードショッピングで利用した場合の還元率は初年度に限り3%となっています。*カードショッピングとはVisa対象店舗でのカード支払いを指します。
還元率の面だけで考えると、LINEPay残高での決済にもはや意味はありません。
『Visa×LINEPayカード』の新機能【チャージ&ペイ】について
「チャージ&ペイ」とは、『Visa×LINE Payクレジットカード』を支払い元としたLINEPay決済が可能になる機能。
『Visa×LINEPayカード』の新機能【チャージ&ペイ】では事前のチャージなしに決済が完了し、翌月にまとめてクレジットカード利用料金を請求されます。
要するにクレジットカードに紐づけた決済方法が【チャージ&ペイ】ということです。
これまでのLINEPayユーザーであれば銀行口座などから事前にLINEPay残高にチャージした上でLINEPay決済を行う必要がありましたが、【チャージ&ペイ】であればチャージをすることなく決済することができます。
【チャージ&ペイ】を利用するには『Visa×LINEPayカード』をLINEPayアカウントに登録する必要があります。
『Visa×LINEPayカード』をLINEPayアカウントに登録していなくても『Visa×LINEPayカード』をクレジットカードとして利用することはできます。
ただし、LINEPayアカウント登録がない場合カードショッピングでの利用金額が「LINEポイントクラブ」に反映されないためポイント加算されません。
『Visa×LINEPayカード』を持つユーザーであればとりあえずLINEPayアカウント登録しておくことをおすすめします。
【チャージ&ペイ】ではこれまでのLINEPayのように「コード決済」「請求書払い」「オンライン支払い」が可能です。
「請求書払い」の場合、ポイント還元対象となるものの特典クーポン対象からは外れてしまうことは注意しておきたいところです。
- LINEPayカード
- Google Pay
- 送金
- 出金
- 銀行振込サービス
- 割り勘の幹事への支払い
『Visa×LINEPayカード』カードショッピングについて
『Visa×LINEPayカード』は三井住友カードが発行するクレジットカードですので、当然カード決済にも利用できます。
LINEPay加盟店に限らずVisa加盟店であればクレジットカードで支払うことができます。
またオンライン上でも一般のクレジットカードのように決済用クレジットカードとして利用できる『Visa×LINEPayカード』。
しかし一部のサービスについては『Visa×LINEPayカード』で支払うことができません。
- LINE証券
- LINE Pocket Money
- BITMAX
- スマート投資(ワンコイン投資)
『Visa×LINEPayカード』のポイント対象外となるサービス
『Visa×LINEPayカード』は初年度に限りカードショッピング利用で誰でも3%が還元されます。
しかし、Suica,WAONなど電子マネーへのチャージや金融商品の購入は還元対象外とされています。
- 電子マネー/プリペイドカード/Walletサービス等へのチャージ(WAON,Edy,Suica,PASMO,Kyash等)
- 金融商品の購入(投資信託、証券等)
- 税金/保険において、1回あたりの支払につき5万円を超える分
- 国民年金保険料
- 寄付
- 年会費(クレジットカード年会費、ETC年会費等)
- 手数料(リボ払い・分割払い手数料等)
- キャッシング
- その他、当カードの利用において指定するポイント対象外の商品/サービス
『Visa×LINEPayカード』で利用できポイント還元対象となる電子マネー「iD」
『Visa×LINEPayカード』では電子マネーへのチャージはポイント還元対象外となります。
しかし電子マネー「iD」の支払い元として『Visa×LINEPayカード』を登録することは可能です。
(そもそも「iD」は『Visa×LINEPayカード』発行元の三井住友カードが手掛ける事業ですので当然のことですが)
三井住友カードはApplePay,GppglePayどちらにも対応済み。
iPhoenユーザー、androidユーザーに限らず『Visa×LINEPayカード』を設定した「iD」が利用できるとういわけです。
「iD」と同じく電子マネーとして有名なものに「QUICPay(クイックペイ)」がありますが、QUICPayは三井住友カードを利用することができないため『Visa×LINEPayカード』も設定できません。
「iD」に紐づけた『Visa×LINEPayカード』での決済は初年度3%還元の対象となりますので、「iD」ユーザーはカードを切り替えておくと良いかもしれませんね。
『Visa×LINEPayカード』【チャージ&ペイ】の還元率の確認方法
『Visa×LINEPayカード』の新機能【チャージ&ペイ】の還元率は過去6ヶ月間のLINEポイント獲得量によって決定します。
過去のポイント獲得量によりユーザーの「マイランク」が決定します。
「マイランク」はLINEアプリの「ウォレット」から確認できます。
- 「LINEポイント」をタップ
- 「マイランク」が表示される
- LINEアプリの右下にある「ウォレット」を選択し左上にある「LINEポイント」をタップ。
- 画面が「LINEポイントクラブ」に切り替わると自分の「マイランク」が表示されます。
画像では「マイランク」がゴールドになっていますので還元率は2%、特典クーポンは6枚利用できます。
ここで注意しておきたいのは「マイランク」とはあくまで【チャージ&ペイ】を利用した時の還元率であるという点です。
LINEPay残高を利用しても「マイランク」の還元率は反映されません。
LINEPay残高の還元率は「マイランク」に関わらず0%です。
なお「マイランク」ごとにもらえる特典クーポンはLINEPay残高決済でも利用可能です。
『Visa×LINEPayカード』の利用限度額について
LINEPay残高の限度額はLINEPay側で一律に決められていました。
しかし、『Visa×LINEPayカード』は三井住友カードが発行するクレジットカードですので、利用限度額はユーザーにより異なります。
『Visa×LINEPayカード』請求金額にLINEポイントやLINEPay残高は使える?
『Visa×LINEPayカード』はクレジットカードですので、利用した翌月には前月の利用金額を支払う必要があります。
『Visa×LINEPayカード』の請求金額はあらかじめ設定した銀行口座からの引き落としになりますので、LINEポイントやLINEPay残高を使って支払うことはできません。
ただし【チャージ&ペイ】の決済時にLINEポイントを併用して支払うことは可能です。
【チャージ&ペイ】はLINEPay残高、LINEPayボーナスとの併用には残念ながら対応していません。
『Visa×LINEPayカード』はLINEPay残高へのチャージには対応していない
『Visa×LINEPayカード』を使ってLINEPay残高をチャージすることはできません。
『Visa×LINEPayカード』の【チャージ&ペイ】はあくまでも【チャージなしでLINEPay決済できる】というもの。
チャージという言葉が入っているのでややこしいですがLINEPay残高へのチャージに対応しているわけではありませんので注意してください。
なおLINEPay残高へのチャージ方法はこれまでと変わりありません。
- 銀行口座
- セブン銀行ATM
- レジでの現金チャージ
残ったLINEPay残高を賢く使い切る方法
1.Amazonギフト券を購入する
「LINEポイントクラブ」によりLINEPay残高での決済は0%還元となってしまいました。
しかし2020年5月1日の段階でLINEPay残高を持て余しているユーザーは多いはず。
LINEPay残高は出金することもできますが出金には手数料(税抜200円)がかかります。
200円未満の残高を持て余しているユーザーにAmazonギフト券の購入がおすすめ。
Amazonギフト券はLINEPayカードを使って購入することができます。
しかもAmazonギフト券は1円単位で買うこともできるため、中途半端にLINEPay残高を残してしまっているユーザーにも最適。
注意点としてAmazonギフト券は15円〜の購入となっているため15円以上の残高が必要。
またLINEPayカードをAmazonにクレジットカード登録する必要があります。
2.LINEポイントをためてLINEPay残高決済する
還元率は0%となったもののLINEPay残高を使った決済は引き続き利用できます。
またLINEPay残高とLINEポイントを併用して買い物することもできるため、LINEポイントをためてある程度の額になったらLINEPay残高と併用して使い切ってしまうのも良いでしょう。
LINEポイントはLINEが提供するサービスで貯めることができます。