今回もスマホにまつわる雑談。

先日こんなニュースが気になったのでツイートしました。

消費者にとって今使っているサービスの値段が下がるのってありがたいことだと思います。

特にスマホの契約の煩わしさを考えれば、国が直接キャリアを指導してくれて値段が下がれば助かりますよね。

でも私は上記のように少し否定的な考えを持っています。今回は否定的になる理由についてお話していきますね。

キャリアの素晴らしいところ

ここでいうキャリアとはSoftBsank,au,docomoの3社を指します。いわゆる大手と言うやつです。(ちなみにこのキャリアへの参入を楽天が表明し国からの認可も降りました。)

私はSoftBankでの高い契約料金からどうしても脱却したくて楽天へ乗り換えた口ですが、だからといってキャリアの全てを否定しているわけではありません。

キャリアのメリット

  1. 全国各地に店舗があり何か困ったことがあったら駆けこめる。
  2. スマホを壊してしまってもすぐに代替え機を用意してもらえる。
  3. 人が住んでいるところならほぼ通信可能。
  4. キャリアというブランド力からくる安心感。

駆け込み寺的に店舗があるのはやはり大きい。特に年配の方が困った時にネットで検索するというのは難しい面もあるかと思いますので全国を網羅するキャリアは心強い。

代替え機に関しては、スマホをレンタルできるサービスを提供している会社もありますが数少ないようですし、郵送などで対応する場合にはスマホを使えない期間が発生してしまいます。キャリアに壊れたスマホを持ち込めばすぐに代替え機を用意してもらえます。

また、全国各地をカバーする通信網はやはり安心感があります。

キャリアのデメリット

  1. スマホとSIMをセットにしてそこに割引オプションなどを絡ませた複雑な契約内容。
  2. 契約期間の縛りを長くして高い違約金を設定することで解約しづらくする。
  3. 契約期間を満了後顧客側からアクションを起こさなければ自動更新させる。
  4. 「初月無料」というオプションを大量に契約させる。当然店側から解約してください的な連絡はないので解約し忘れる方続出。
  5. ぼったくりレベルのスマホ周辺機器の販売。

デメリットの総括としてはとにかく「わかりにくい」。

もっと単純明快な契約であれば問題ないのですが、わざとわかりにくくして契約者の思考を停止させる狙いがあるんでしょうか。

1〜4までは契約書をしっかり読み込み理解できれば回避できますが、5に関しては商品の相場等を理解してなければ回避できません。

そんな中での総務省側の発言でした。

菅義偉官房長官は21日の札幌市内での講演で、日本の大手携帯事業者には競争が働いていないと指摘し、携帯電話の料金は今より4割程度下げる余地があると述べた。

競争が働いていないというのには納得できます。

キャリアのうちどこがが値段を下げれば、残り2社もそれに準じて料金改定しておしまいです。そこから更に独自のサービス展開、、、なんてことにはなってないです。

問題は料金を今より4割下げる余地があると発言してるところです

冒頭で、消費者にとって値段が下がるのは良いことだと述べているにも関わらず何故この発言を問題にするのか。

それは上記に挙げたデメリットを解消すれば消費者側は困らない訳で、単純に料金を下げるだけではあまり意味がないと考えているからです。

今の状況のまま料金が下がれば会社としての利益は当然落ちますのでサービスレベルも落ちるものと考えられます。

お金がないから、店舗削減、代替え機なし、全国をカバーする通信網の整備不足というような状況になれば当然顧客も離れていきますよね。

そして、今より契約内容などを複雑にしてそこからお金を回収するというような発想に繋がるような気がするのです。

菅官房長官がどのような意図で発言されたのかはわかりませんが、キャリアと消費者がどちらも損してしまうような状況は避けてほしいものです。

指導するのであればデメリットとして挙げた項目を中心に手を入れていただきより良いサービス改善に繋がればいいですよね。

今回はこの辺で、ではでは。



 

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