LINEPayのポイント還元プログラムとして永らく採用されていた「マイカラープログラム」は2020年4月をもって終了。
2020年5月1日 10:00からは新プログラム「LINEポイントプログラム」が採用されます。
「LINEポイントプログラム」ではLINEPay「コード決済」や「LINEPayカード」、「QUICPay」、LINEPay「請求書払い」、オンライン決済はすべてポイント還元の対象外となることが明らかになりました。
つまり、スマホを使ったLINEPay決済やLINEPayカード支払いでは一切LINEポイントがもらえないわけです。*特典クーポンはもらえます。
LINEPayユーザーにとっては【改悪】とも言える新ポイントプログラム「LINEポイントプログラム」。
この記事では明らかになった「LINEポイントプログラム」について解説していきます。
既存のLINEPayユーザー切り捨て!「LINEポイントプログラム」について
新プログラム「LINEポイントプログラム」が発表されたのは2020年3月30日。
この時点で明らかになっていたのは2点。
- 「LINEポイントプログラム」は「Visa× LINEPayクレジットカード」をLINEPayに登録することで適用される
- 「Visa× LINEPayクレジットカード」で決済*「チャージ&ペイ」した場合の「LINEポイントプログラム」における特典(還元率、特典クーポン)
「Visa× LINEPayクレジットカード」以外の決済方法についての特典などは発表されていませんでした。
2020年4月20日にようやく「Visa× LINEPayクレジットカード」以外の決済方法における特典が明らかになりました。
「Visa× LINEPayクレジットカード」以外の決済方法における特典のポイントとなる点は2つ。
- LINEPay「コード決済」、「LINEPayカード」、「QUICPay」、LINEPay「請求書払い」、オンライン決済はすべてポイント還元対象外(還元率0%)
- 過去6ヶ月間のLINEポイント獲得量によって特典クーポンがもらえる(0〜6枚)
つまり2020年5月1日以降に「Visa× LINEPayクレジットカード」以外の方法で決済するともらえるのはクーポンのみということになります。
これまでLINEPayでは前月の利用実績などにより、決済方法問わず0.5〜2%のLINEポイントが還元されていました。
ところが5月1日 10:00からは利用実績に関わらずもらえるLINEポイントは「0」になります。
LINEPayはプリペイド式の決済方法としてユーザーに長く親しまれていました。
特に未成年でも持つことができる「LINEPayカード」はレジでの現金チャージにも対応しており、クレジットカードを持てない(使いたくない)ユーザーには重宝されています。
過去にはプリペイドカードでありながら誰でも2%還元も実施していたLINEPayカード。
還元率「0」はLINEPayユーザーにとっては最悪の施策と言えそうです。
「LINEポイントプログラム」でもらえる特典クーポンについて
「LINEポイントプログラム」では新たに特典クーポンが配布されるシステムが採用されています。
特典クーポンはLINEPay加盟店でのみ利用できるもので、2020年4月17日時点では75の店舗が対象となっています。

2020年4月17日時点の加盟店
*LINE公式サイトより
特典クーポンはコンビニ、家電量販店、スーパー、飲食店など日常生活でよく利用するところがメインとなっています。
クーポンの割引は「5%OFF」と「100円OFF」の2種類あります。
ほとんどの店舗では「100円OFF」クーポンが採用されています。
数少ない「5%OFF」クーポン採用店舗は以下の通りです。
- アインズ&トルペ(ドラッグストア)
- ケーズデンキ(家電)
- ジョーシン(家電)
- ビックカメラグループ(家電)
- ヤマダ電機グループ(家電)
- くら寿司(飲食)
- スシロー(飲食)
- 塚田農場(飲食)
- ミライザカ(飲食)
- 近鉄百貨店(百貨店)
- PARCO(百貨店)
- ビックエコー(エンタメ)
- アコーディア·ゴルフ(スポーツ)
- アルペングループ(スポーツ)
- 赤ちゃん本舗(その他)
- カメラのキタムラ(その他)
- 釣具のポイント(その他)
- トイザらス(その他)
- TOKIA(その他)
- トレファグループ(その他)
- 古本市場(その他)
- Right-onグループ(その他)
- ラクマ(ファッション)
「LINEポイントプログラム」では過去6ヶ月間のLINEポイント獲得量によって「マイランク」が決定します。
「マイランク」ごとに特典クーポンの配布枚数が異なります。

マイランク「プラチナ」はVisa×LINEPayクレジットカードのみ対象
過去6ヶ月のうちLINEポイントを500P獲得していれば「マイランク」が「ゴールド」となり特典クーポンを6枚もらうことができます。
「Visa× LINEPayクレジットカード」を利用しないユーザーは、最高ランクの「プラチナ」になることはできないため6枚以上のクーポンをもらうことはできません。
つまり「Visa× LINEPayクレジットカード」を利用しないユーザーは何も還元されないうえに、特典クーポンも6枚までしか獲得できないわけです。
「LINEポイント」はLINEポイントページのキャンペーンや「SHOPPING GO」·LINEモバイルの回線契約などLINEが提供する様々なサービスで貯めることができます。
またLINEは「LINEポイント」獲得先の拡大にも取り組んでいるとのこと。
今後どのようなサービスでLINEポイントを貯めることができるようになるのでしょか。
「Visa× LINEPayクレジットカード」を持たないユーザーにおける「LINEポイントプログラム」まとめ
「LINEポイントプログラム」により、LINEPayコード決済·LINEPayカードでの決済などではLINEポイントが一切還元されなくなりました。
また、いくらLINEポイントを獲得してももらえるのは最大で6枚の特典クーポン。
「LINEポイントプログラム」は、これまでのLINEPayユーザーを切り捨てるかのようなの還元プログラムと言えます。
LINEポイント獲得先も増やしていくとのことですが、そもそもためたポイントによってもらえる特典クーポン自体に魅力を感じないユーザーも多いのではないでしょうか。
「Visa× LINEPayクレジットカード」ユーザーへの優遇に振り切ったとも言える今回のLINEの判断により、LINEPayユーザーがどのような行動をとるのか注目したいところです。