スマホ決済サービスLINEPay(ラインペイ)が世界的なクレジットカードブランドとして有名な【Visa】と「デジタル決済対応カード」の提供で提携することを発表しました。
「デジタル決済対応カード」に関しては以前の記事で取り上げています。
以前の発表では発行するクレジットカードについてのわずかな情報しかわかりませんでした。
今回の発表ではLINEPayとVisaのより詳しい提携内容が知らされています。
目玉としては
- VisaカードをLINEPay内から発行、利用できる点
- 既存のVisaカードをLINEPayと連携しスマホ決済に利用できる点
の2つが挙げられます。
LINEPay内からVisaブランドの「デジタル決済対応カード」の申し込みと利用が可能となり、世界中のVisa加盟店でもLINEPayを使えると言う夢のような内容になっている今回の発表。
この記事ではLINEPayとVisaの提携についてお話していきます。
LINEPay(ラインペイ)とVisaが結んだ戦略的包括パートナーシップ提携
LINEPayとVisaが結んだ戦略的包括パートナーシップとは、以前に発表されていた「LINEPay Visaクレジットカード(仮称)」発行に加えて、協力する範囲をさらに拡大していくと言うものです。
LINEPayとVisaが互いのシステム等を利用しあうことでより良いサービスが提供されるようです。
VisaカードをLINEPay内から発行、利用できる
LINEPayがVisaブランドのクレジットカードを発行すると言うことが以前にも周知されていましたが、今回さらにわかったのはVisaカードをLINEPay内から発行して利用できると言う点です。
LINEPay内から発行されるVisaブランドのカードは「デジタル決済対応カード」になります。
デジタル対応決済カードは「LINEPay VIsaクレジットカード(仮称)」として2019年内には導入される予定です。
既存のVisaカードをLINEPayと連携しスマホ決済に利用できる
既にVisaブランドのクレジットカードを持っているユーザーは、新規にカードを発行することなくLINEPayと連携させることが可能です。
Visaブランドと言うカテゴリーであれば、楽天カードでもLINEPayと連携させることが可能と言うことになります。(対応カードの詳細はまだ発表されていません。)
例えばVisaブランドの楽天カードをLINEPayと連携させ決済を行えば、楽天ポイントとLINEポイントの2重取も可能となります。
2019年6月現在、LINEPayはクレジットカード決済に対応はしていますがLINE内の極一部の決済にしか利用することができません。
使いにくかったLINEPayにおけるクレジット決済が、Visaとの提携により一気に解消するかもしれません。
Visaとの連携でLINEPayが海外でも利用可能に
Visaは世界中に約5400万もの加盟店をもつ電子決済の世界的リーダーとも言えます。
VisaとLINEPayが紐づけられることによりLINEPayユーザーが海外にいながらVisa加盟店でLINEPayを使って決済できるようにもなります。
Visa加盟店がLINEPayが使える店に早変わりするわけですね。
LINEPayは自社のクレジットカードを持っていませんが、プリペード方式のLINEPayカードは持っています。
事前チャージ方式のLINEPayカードはJCBブランドになり日本国内であればほとんどの場所で利用可能です。
しかし、国内を出ればVIsaやMastercardの加盟店数には到底及びません。
JCBは他のクレジットカード会社と比べて加盟店手数料が高いため加盟店は減少しつつあります。
特にこだわりがないのであれば、より広い範囲で使うことができるVisaブランドのクレジットカードを所持しておいた方が便利でもあります。
LINEPayとVisaによる国際間決済も可能に(ブロックチェーン技術)
LINEPayとVisaの提携により両者の国際間決済もスムーズに行われます。
国際間決済に使われる技術は仮想通貨でおなじみの「ブロックチェーン技術」です。
「ブロックチェーン」であれば既存の方法よりもスピーディーかつ割安での決済が可能となります。
2020年東京オリンピックと大会後を見据えたキャッシュレス推進事業
LINEPay、Visaが互いのキャンペーンやプロモーションを活用し日本国内におけるキャッシュレス決済浸透を目指します。
当面は2020年の東京オリンピックと大会後に向けて事業展開していくようです。
まとめ
発行されるのはデジタル決済対応カードで「LINEPay Visaクレジットカード(仮称)」として発行される。
海外での決済にVisa経由でLINEPayを利用することが可能になる。