「LniksMate」(リンクスメイト)の通信速度が安定しています。

モバレコというサイトで毎週行われている「格安SIMの通信速度ランキング」において下り(ダウンロード)部門で上位にランクインするなど、実際に出ている通信速度で評価が高まっています。

しかし、今後も通信速度が安定した状態で「LniksMate」を使うことはできるのでしょうか?

関連記事>>>「LniksMate」

格安SIMの通信速度

格安SIMはキャリア(docomo,au,SoftBank)から通信回線を借りて運営しています。

キャリアから借りた通信回線にはデータ量の上限が決められていますので、格安SIMでのデータ使用量が上限に達すると通信速度が落ち込みます。

考え方としては、私たちがスマホでデータ容量を使い切って低速状態になるのと同じですね。

朝の通勤通学時や昼間、夕方などに格安SIMの通信速度が落ち込むのは、キャリアから借りている回線が大勢の人でごった返すから。

満員電車で人がぎゅうぎゅうに押し込まれている状態だと身動きが取れないように、借りてきた回線に大勢の人がなだれ込むと使えるデータ容量が限界を迎えてスムーズにデータのやり取りを行えなくなるのです。

また、格安SIMがキャリアに借りる回線の容量は各会社によって異なります。

  • A社がdocomoから借りている容量が100GBの場合

1GBを使う人が100人集まれば回線は満員になります。

  • B社がdocomoから借りる回線の容量が50GBの場合

1GBを使う人が50人集まれば回線は満員になります。

借りている容量がA社>B社ですので、A社を使った方が通信もスムーズに行えるわけです。

格安SIMはキャリアから回線を借りる際に決めているデータ容量を公表はしていません。

LinksMateの通信速度

LinksMate 通信速度LinksMateのHPには下り(ダウンロード)と上り(アップロード)の最大数値が表記されています。

下りが最大375Mbps、上りが最大50Mbps

しかし、モバレコが実施している通信速度テストでは下り上り共に、3〜6Mbpsにとどまっています。(2018年12月データ)

テストの実施時間が回線の混みやすい朝、昼、夕方、深夜ということもありますが、最大値の100分の1以下というデータが出されているわけです。

つまり、各社が公表している数値は全くあてにならないということになります。

格安SIMを選ぶ際に通信速度を気にする方は多いとは思いますが、HPのデータだけをあてにしてSIMを選ぶと「思ってたより通信速度が遅かった。」なんてことにもなりかねません。

MMD研究所 格安SIMシェア画像はMMD研究所が発表している「メインで利用している格安SIMサービス」のアンケート結果です。

2018年8月現在のものになりますが、「LinksMate」の名前はどこにも見当たりませんよね。

該当するとしたら、2.4% の「その他」でしょうか。

つまり、「LinksMate」の利用者はまだまだ少ない

利用者が少ないということはキャリアから借りているデータ容量にまだまだ空きがあるわけです。

回線がガラガラであればスムーズにデータのやり取りも行えますので、結果として通信速度が速くなります。

「LinksMate」の今後の通信速度

理屈上では、利用者が少ないうちは快適に使えると考えて良いでしょう。

ですが「LinksMate」がdocomoから借りているデータ容量がどのくらいなのかはわかりません。

利用者が微増する程度でも容量を逼迫することだって考えらます。

(2018年12月26日には回線設備を増強する予定があるようですので今後も安定した通信速度を保てるよう企業努力は行っているようです。)

「LinksMate」に限りませんが、格安SIMを選ぶ際はモバレコをはじめとしたスピードテストや評判等も踏まえた上で契約することをおすすめします。

 

おすすめの記事